Lois McMaster Bujold

ロイス・マクマスター・ビジョルド
     1907年 オックスフォード大学文学士ゴードン・ホール・ジェラルド(大叔父)が学術論文『死者の恩返し、ある民間伝説の歴史』
     を書く。後にプリンストン大学英語教師となる。

     は技師だった。

     1949年11月2日 アメリカのオハイオ州コロンバスで生まれる。

     1968年(19歳) オハイオ州立大学に入学する。

     1972年(23歳) 大学卒業後、オハイオ州立大学病院で働く。

     1986年(37歳) <マイルズ・ヴォルコシガン>シリーズの第一巻『名誉のかけら』(Shards of Honor)を出版して作家デビューする。
     このシリーズで熱狂的な読者を得てSFの各賞の常連になる。
     <マイルズ>シリーズの第ニ巻『戦士志願』(The Warrior's Apprentice)と第三巻『遺伝子の使命』(Ethan of Athos)を出版する。

     1988年(39歳) <マイルズ>シリーズの第四巻『自由軌道』(Falling Free)を出版、ネビュラ賞を受賞する。

     1989年(40歳) <マイルズ>シリーズの第五巻『親愛なるクローン』(Brothers in Arms)を出版する。
     <マイルズ>シリーズの第六巻(中編3)『無限の境界』(Borders of Infinity)を出版する。

     1990年(41歳) <マイルズ>シリーズの第七巻『ヴォル・ゲーム』(The Vor Game)を出版、ヒューゴー賞を受賞する。

     1991年(42歳) <マイルズ>シリーズの第八巻『バラヤー内乱』(Barrayar)を出版、ヒューゴー賞・1992年度のローカス賞SF長篇部門を受賞。

     1992年(43歳) 『スピリット・リング』(The Spirit Ring)を出版する。献辞「ジムとトル―ディに」

     1994年(45歳) <マイルズ>シリーズの第九巻『ミラー・ダンス』(Mirror Dance)を出版、ヒューゴー賞・1995年度のローカス賞SF長篇部門受賞。

     1995年(46歳) <マイルズ>シリーズの第十巻『天空の遺産』(Cetaganda)を出版する。

     1996年(47歳) <マイルズ>シリーズの第十一巻『メモリー』(Memory)を出版する。

     1998年(49歳) <マイルズ>シリーズの第十ニ巻『ミラー衛星衝突』(Komarr)を出版する。

     2000年(51歳) <マイルズ>シリーズの第十三巻『任務外作戦』(A Civil Campaign)を出版する。

     2001年(52歳) <五神教>シリーズ(三部作)の第一巻『チャリオンの影』(The Curse of Chalion)を出版、2002年度
     のミソピーイク賞を受賞する。

     2002年(53歳) <マイルズ>シリーズの第十四巻『外交特例』(Diplomatic Immunity)を出版する。

     2003年(54歳) <五神教>シリーズの第ニ巻『影の棲む城』(Paladin of Souls)を出版、2004年度のヒューゴー賞・
     ネビュラ賞・ローカス賞を受賞する。献辞「シンタックス論争者にして 第一級のイスタ支持者であるシルヴィア・ケルソに」

     2005年(56歳) <五神教>シリーズの第三巻『影の王国』(The Hallowed Hunt)を出版する。前二作で活躍したキャラクターは登場せず、舞台も描かれた事のない国。

     2006年(57歳) <死者の短剣>シリーズ(四部作)の第一巻『惑わし』(Beguilement)を出版する。

     2007年(58歳) <死者の短剣>シリーズの第ニ巻『遺産』(Legacy)を出版する。

     2008年(59歳) <死者の短剣>シリーズの第三巻『旅路』(Passage)を出版する。
     コロラド州デンバーで開催される世界SF大会(ワールドコン)にゲスト・オブ・オナーの一人として選ばれる。

     2009年(60歳) <死者の短剣>シリーズの第四巻『地平線』(Horizon)を出版する。

     2010年(61歳) <マイルズ>シリーズの第十五巻『マイルズの旅路』(Cryoburn)を出版する。

     2012年(63歳) <マイルズ>シリーズの第十六巻『大尉の盟約』(Captain Vorpatril's Alliance)を出版する。

     2016年(67歳) <マイルズ>シリーズの第十七巻『Gentleman Jole and the Red Queen』を出版する。

     現在 ミネソタ州ミネアポリスに在住。

     アメリカの女流SF・ファンタジー作家。

     参考図書:『チャリオンの影』鍛治靖子 訳 東京創元社
          『スピリット・リング』梶元靖子 訳 東京創元社
邦訳作品リスト

<五神教>シリーズChalion Universe 三部作 (鍛治靖子 訳 浅田隆 カバーイラスト 東京創元社 創元推理文庫)

『チャリオンの影』第一巻。創元推理文庫 2007年1月
(上)戦の末に敵国の奴隷となり、身も心もぼろぼろになって故国に戻ってきたカザリル。運良く少年の頃に仕えたバオシア藩で、国主の妹イセーレの教育係兼家令に任ぜられた。だが、イセーレが弟と共に宮廷に出仕することになったため、カザリルも否応なしに陰謀の渦に巻き込まれることに……。五柱の神々を崇める国チャリオンを舞台にした、ビジョルドの異世界ファンタジー三部作開幕。(裏表紙より)
(下)権力を独占せんと、国主の妹イセーレとの政略結婚を企む宰相一派。婚礼を阻止すべく、カザリルは死の魔術を試みる。魔術は成功したものの、代償として神の守護と死の呪いとをともに体内に宿す羽目になった彼は、チャリオン国主一族をおおう恐るべき呪詛の正体を知ってしまう。呪詛を破り、イセーレと故国チャリオンを救う方法は?ミソピーイク賞受賞の傑作異世界ファンタジー。(裏表紙より)

『影の棲む城』第ニ巻。創元推理文庫 2008年1月 『チャリオンの影』の三年後の物語。
  (上)チャリオン国太后イスタは鬱々としていた。元国主の夫はとうに亡く、娘はチャリオンの国主となっている。では、自分は? このまま故郷の城で、とらわれ人のように一生を過ごすのか……。耐えられなくなったイスタは、わずかな供だけを連れ、巡礼の旅に出た。『チャリオンの影』に続く<五神教>シリーズ。ヒューゴー、ネビュラ、ローカスの三賞受賞。異世界ファンタジーの金字塔。(裏表紙より)
(下)不自由な暮らしから逃れるための、気まぐれな巡礼行のはずだった。しかし、次第に異様な出来事が一行を襲うようになる。イスタは眠れる男の夢に悩まされ、供のひとりは魔に憑かれる。さらに、隣国の軍に襲われたイスタらは、危ういところをひとりの騎士に助けられた。ふたたび神の訪ないを受け、第二の視覚を得たイスタが、騎士の城で見たものは? 傑作異世界ファンタジー第二弾。(裏表紙より)

『影の王国』第三巻。(上下)創元推理文庫 2012年11月

<死者の短剣>The Sharing Knife 四部作 (小木曽絢子 訳 浅田隆 カバーイラスト 東京創元社 創元推理文庫) 異世界冒険ロマンスSFファンタジー。

『惑わし』第一巻。創元推理文庫 2008年12月 わけあって家出した地の民の娘フォーンは、ひとり街道を歩いていた。途中立ち寄った農家で、謎多き民として知られる湖の民の警邏隊を見かけたのが、ことのはじまり。警邏隊員ダグと仲間たちが追っていた悪鬼の手下に、何も知らないフォーンが捕まってしまったのだ。フォーンとダグ、地の民と湖の民という異なる出自のふたりの出会いが運命を変えた。名手ビジョルドの新シリーズ。(裏表紙より)

『遺産』第ニ巻。創元推理文庫 2010年5月 地の民の娘フォーンと湖の民の警邏隊員ダグ。悪鬼との戦いがきっかけで出会い固く結ばれたふたり。フォーンの家族から結婚の了解をとりつけ夫婦となったが、行く手には湖の民とダグの家族というさらなる難関が待ち受けていた。地の民の娘を受けいれようとしないダグの家族に、フォーンも打つ手がない。そんなときに悪鬼が出現、ダグは中隊長として退治に向かう。シリーズ第二弾。(裏表紙より)

『旅路』第三巻。創元推理文庫 2011年12月
(上)出自の違いを超えて結ばれたフォーンとダグ。だがふたりの結婚は、ダグの一族である湖の民にどうしても受け容れてもらえなかった。ダグはふたつの民族の架け橋になりたいと考え、フォーンと共に再び旅立つ。ふたりきりの旅だったはずが、途中で立ち寄ったフォーンの実家で、なんと末の兄フィットがついてきてしまう。一方ダグは地の民の治療に挑むのだが……。シリーズ第三弾。(裏表紙より)
(下)湖の民が行う治療行為、それが地の民を“惑わし”てしまうのか? 意外な結果に戸惑うダグ。海を目指す三人は、一隻の平底船に乗り込むことに。地の民の船にダグが乗り込んでいるだけでも、奇異の目で見られるというのに、ダグのもとに警邏隊を飛び出した湖の民の若者がやってくる。ふたつの民族は、融和することができるのか? ファンタジーの新しい地平をひらく傑作シリーズ。(裏表紙より)

『地平線』第四巻。創元推理文庫 2013年10月
(上)地の民を治療する医術の匠を目指すことにしたダグは、“新月湖”駐留地に基礎継ぎの匠がいるとの噂を聞いたフォーンに勧められ、教えを乞おうと決意する。果たして湖の民と地の民の夫婦は歓迎してもらえるのか?弟子入りを志願してきたダグに基礎継ぎの匠は戸惑いを隠せない。ふたつの民族の融和に奔走するダグとフォーンの奮闘を描く、ビジョルドのファンタジー四部作完結。(裏表紙より)
(下)“新月湖”駐留地の基礎継ぎの匠への弟子入りを許されたダグ。妻のフォーンも元警邏員の若者たちも、安住の地を見いだしたかにみえた。だが地の民の子どもをダグが治療したことから、再び駐留地を出て行く羽目に。驚いたことに師となった基礎継ぎも一緒に来てしまう。平和な旅も束の間、一行の前に悪鬼の影が。数少ない警邏員で、恐ろしい悪鬼に立ち向かうことができるのか。(裏表紙より)

<マイルズ・ヴォルコシガン>シリーズVorkosigan 17巻 (小木曽絢子 訳 東京創元社 創元SF文庫)

『自由軌道』創元SF文庫 1991年8月 人類のバイオテクノロジーの発達は新たな人間を創造するに至った。辺境の惑星に浮ぶ巨大企業の研究衛星では、無重力環境下の労働に適した子供たちが生み出されていた。だがある日、この計画に即時停止命令が下される。子供たちを破棄せよというのだ。この無慈悲な企業決定に教育担当官は敢然と反旗を翻した! ネビュラ賞に輝く宇宙SF。(奥付広告より)

『名誉のかけら』創元SF文庫 1997年10月 ベータ星の女性艦長コーデリアは新発見の星を上陸探査中、見知らぬ敵に襲われる。彼女を捕えた男はヴォルコシガンと名乗った。辺境の星バラヤー軍の艦長だ。なんと彼は部下の造反にあって、一人とり残されたのだという。捕虜の身ながら、彼女は持ち前の機転で彼の指揮権奪還に協力することに……。マイルズの母コーデリアの若き日の活躍!(奥付広告より)

『バラヤー内乱』創元SF文庫 2000年12月(年譜) 幼年皇帝の摂政として惑星統治を委ねられた退役提督アラール。だが彼の前途には暗雲がたれこめ、反旗はついに、一夜にして翻された。クーデターで首都は制圧され、その妻コーデリアは五歳の皇帝をあずかり偏境の山中へ逃れるが……。マイルズの誕生前夜、辺境の星を襲った未曾有の動乱を描き、ヒューゴー賞・ローカス賞を制したシリーズ中の白眉。(奥付広告より)



『戦士志願』創元SF文庫 1991年1月 貴族に生まれながら、生来の身体的ハンデのため士官学校の門をとざされた十七歳のマイルズ。一度は絶望の淵に立たされた彼だったが、とある事情で老朽貨物船を入手、身分を偽り戦乱渦巻くタウ・ヴェルデ星系へと船出した。だがさすがの彼も予期してはいなかった、抜きさしならぬ状況下で実戦を指揮することになろうとは! シリーズ第一弾。(奥付広告より)

『無限の境界』創元SF文庫 1994年7月 勇気と智略を武器に難事に挑む傭兵提督マイルズが回想する冒険の数々。敵星の捕虜収容惑星からの一万人の大脱走の顛末を綴った表題作のほか、故郷の山村で起こった嬰児殺害事件の捜査に赴く「喪の山」、腐敗した商業惑星の遺伝子工学実験場への潜入行を描く「迷宮」など、ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞に輝いた傑作三篇を収録。(奥付広告より)

『ヴォル・ゲーム』創元SF文庫 1996年10月 苦難のあげく士官学校を卒業し、初任務に胸高鳴らす新人少尉マイルズ。宇宙艦隊を希望していた彼を待っていた初の任官先とは……なんと人里離れた孤島の気象観測基地!問題児の彼がこの退屈きわまりない任務を勤められれば宇宙船に乗せてやる、というのだが……当然ここでもマイルズは騒動の渦中に。ユーモアと冒険のヒューゴー賞受賞作。(奥付広告より)

『天空の遺産』創元SF文庫 2001年9月 敵対するセタガンダ帝国の皇太后が急逝し、マイルズが使節に送られた。だが彼は今回も見事にトラブルを引きあてる。遺伝子管理によってセタガンダを支配してきた皇太后は帝国のゆきづまりを察知し、ひそかに大きな賭けに出ていたという。そしてその死に乗じて銀河を揺るがす陰謀が……。皇宮に残された美女たちのため、マイルズは単独行動に出るが。(奥付広告より)

『遺伝子の使命』創元SF文庫 2003年12月 男性だけが人工子宮で生殖を繰り返す特異な惑星アトスで、二百年使われた卵子培養基が疲弊し始めた。だが新たに輸入した培養基は、何者かの手ですり替えられた。事件解明のため一人の青年医師が外宇宙に派遣される。そこで彼は傭兵艦隊の美貌の特命中佐エリ・クインと出会うが……初めて接する女性の姿にあたふたしつつも、謎の陰謀に迫る。(奥付広告より)

『親愛なるクローン』創元SF文庫 1993年12月 ある時は辺境惑星の一介の中尉、ある時は極秘任務に就いた傭兵艦隊の提督――二重生活を送るマイルズは、隠密作戦を成功させたが敵に追われ、艦隊を引き連れて地球まで逃げてきた。だが運悪くTV局に正体を悟られ、とっさに「傭兵提督は私の非合法なクローンなんだ!」とでっちあげたまではよかったが……魔手は忍び寄る。痛快活劇第二弾。(奥付広告より)

『ミラー・ダンス』創元SF文庫 2002年7月
(上)マイルズの留守に乗じて傭兵艦隊に潜入した、彼そっくりの偽者――クローンのマーク。特命任務と偽って快速艇とコマンド部隊を手に入れ、ジャクソン統一惑星へ侵攻するが、マイルズならぬ身、攻略にしくじり進退きわまってしまう。急遽あとを追ったマイルズだったが、マーク達の救出作戦敢行のさなか、敵弾の直撃を受け……マイルズが死んだ?(奥付広告より)
(下)蘇生への望みを託して低温保管器に収められたマイルズの遺体が、あろうことか行方不明に。一方マイルズの訃報は故国にも伝わり、彼の皇位継承権はマークが引き継ぐことになる。だが皇位への忌避感と罪悪感から遺体捜索にとりくむマークは機密保安庁に先んじて手掛りをつかみ、傭兵艦隊を率いて出航した! ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。(奥付広告より)


『メモリー』創元SF文庫 2006年7月
(上)任務遂行中マイルズは低温蘇生の後遺症による発作を起こし、救出すべき捕虜を死なせかけてしまう。だが彼は発作の一件を隠して報告し……結果、イリヤン長官から最悪の処分を受けた。失意のあまり館にひきこもるマイルズ。時まさに、青年皇帝の婚約話がもちあがり、周囲が慌ただしくなるなか思わぬ危機が――長官の身を異変が襲ったのだ!(奥付広告より)
(下)脳内の記憶チップが機能不全を起こし、記憶が混乱し暴れ出すイリヤン長官。彼に面会を求めるが、機密保安庁に拒まれ続けたマイルズは、皇帝直属の聴聞卿という特権的な地位を手に入れる。それでも事実究明は困難をきわめた。やがて某所で一つの手掛りが。そして奇怪にも、そこに出入りしたはずのないマイルズの入室記録が残っていたのだ。(奥付広告より)

『ミラー衛星衝突』上下 創元SF文庫 2012年3月

『任務外作戦』上下 創元SF文庫 2013年3月

『外交特例』創元SF文庫 2014年3月

『大尉の盟約』上下 創元SF文庫 2015年9月

『マイルズの旅路』創元SF文庫 2017年2月

『スピリット・リング』梶元靖子 訳 浅田隆 カバーイラスト 東京創元社 創元推理文庫 2001年1月26日 魔法の素質は本物でも、女の子ゆえに魔術の道に進ませてもらえず、かといって持参金不足で結婚もできずに悩む、年頃フィアメッタ。父親は大魔術師にして公爵に仕える金細工師。だがその父はいまや息絶え、その強力な霊は邪悪な者のもつ“死霊の指輪(スピリット・リング)”に囚われようとしていた!黒魔術から父を守るために、炎の乙女が立ち上がる。時代はルネサンス、恋と冒険の歴史ファンタジイ。(裏表紙より)

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