Tonke Dragt

トンケ・ドラフト
     1930年 オランダ領東インド(現インドネシア)のバタヴィア(現ジャカルタ)で生まれる。

     1939年(9歳) 第二次世界大戦が勃発する(〜1945年9月2日)。

     1942年(12歳) オランダ領東インドが日本軍に占領される。
     母親二人の妹と共に日本軍収容所で過ごす(三年間)。父親は戦争捕虜として別の収容所にいた。
     作家志望の友人とお話を作り、絵を描いて遊んでいるうちに、お話を作る才能があることに気づく。

     1946年(16歳) 家族と共にオランダへ帰国。

     高校卒業後、イラストを職業にしようと考え、ハーグの造形美術アカデミーに進学する。

     初めは小学校の、のちに中・高等学校の美術教師になる。

     1958年(28歳)5月 作品が、初めて、青少年向け文芸誌≪クリス・クラス≫に掲載され、作家デビューする。

     1961年(31歳) 最初の本『ふたごの兄弟の物語』を出版する。

     1962年(32歳) 冒険小説『王への手紙』(De Brief Voor De Koning)を出版し、大成功を収める。
     1963年度の「今年度の子どもの本賞」(金の石筆賞の前身)を受賞する。
     2004年度にオランダで過去五十年間に出された子どもの本の中で第一位に選ばれ、「石筆賞の中の石筆賞」を受賞し、
     改めて注目を浴びる。

     1965年(35歳) 『王への手紙』の続編『白い盾の少年騎士』(原題「野生の森の秘密」Geheimen Van Het Wilde Woud)
     を出版し、成功をおさめる。

     1976年(46歳) 「青少年文学のための国家賞」(現テオ・テイセン賞)を受賞する。

     2008年(78歳)7月 オランダ映画「王への手紙」が公開される。

     オランダの女性作家・イラストレーター。冒険小説・SF小説などを発表し、作品の挿絵も描いている。
     他の作品に未来や異世界を舞台にした『高く、広く』『虎の目』『二月の塔』『ドアの向こうで』などがある。

     参考図書:『王への手紙』西村由美 訳 岩波書店
          『白い盾の少年騎士』西村由美 訳 岩波書店
          『ふたごの兄弟の物語』西村由美 訳 岩波書店
邦訳作品リスト


『王への手紙』西村由美 訳 トンケ・ドラフト さし絵・地図 岩波書店 岩波少年文庫 2005年11月16日
(上)騎士になるための最後の試練の夜、16歳の見習い騎士ティウリは、見知らぬ男に重要な手紙を託された。思いがけない使命を与えられ、大山脈のかなたの隣国へと向かったティウリの行く手には、陰険なスパイやさまざまな陰謀が待っていた。(裏表紙より)
(下)見習い騎士ティウリの負った任務は、二つの国の未来を左右する重大なものだった。執念深いスパイやなぞの騎士たちに命をねらわれながら、苦難の末に隣国の王のもとへたどり着いた少年の旅を、テンポよく描く。手に汗握る冒険小説。(裏表紙より)

『白い盾の少年騎士』西村由美 訳 トンケ・ドラフト さし絵・地図 岩波書店 岩波少年文庫 2006年11月16日
(上)ダホナウト王国の最年少の騎士となったティウリは、盾持ちピアックとともにふたたび冒険の旅へ――。謎めいたみどりの男たちが住む森では、エヴィラン国が新たな陰謀をたくらんでいた……。『王への手紙』の、息づまる続編。(裏表紙より)
(下)騎士ティウリは、エヴィラン国の悪だくみをピアックとともに知らせにいく途中で、敵の矢を受け、深い傷を負った……。騎士たちが見守るなか、ウナーヴェン王国の皇太子とエヴィラン国王(じつは双子の兄弟)は、決闘の日を迎える。(裏表紙より)

『七つのわかれ道の秘密』上下 西村由美 訳 岩波書店 岩波少年文庫 2012年8月

『ふたごの兄弟の物語』西村由美 訳 トンケ・ドラフト さし絵 岩波書店 岩波少年文庫 2008年12月
(上)そっくりだけれど、性格はまったくちがうふたごのお話。盗難事件にまきこまれたり、同じお姫さまを好きになったり……。いつも二人は、うりふたつであることを利用して、大かつやく!ふたごの大冒険がはじまります。(裏表紙より)
(下)ふたごのラウレンゾーとジャコモの冒険はつづきます。海をわたり、たどり着いた国で王さまになったり、伝説の指輪をめぐって裁判にかけられたり……-…。やがて、二人は青年となり、それぞれの道をみつけていきます。(裏表紙より)

6編『踊る光』西村由美 訳 宮越暁子 絵 岩波書店 2015年1月「幽霊ナイフ」「二人の王」「十三番目の妖精」「夢にすぎない」「ドラゴンと鍵」「踊る光」

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