Eva Ibbotson

エヴァ・イボットソン
     1925年1月21日 オーストリアのウィーンで生まれる。

     1933年(8歳) ナチスが台頭し、ユダヤ人で科学者だったがエジンバラ大学で職を得たためイギリスに移住する。
     寄宿学校に入る。

     生理学を学び、科学者のと結婚する。
     子供達に幽霊や魔女や怪物などのお話をしてあげる。
     子育てをするうちに、幼い頃から好きだったお話を書く事に目覚める。

     1975年(50歳) 『リックとさまよえる幽霊たち』(The Great Ghost Rescue)を出版する。

     1979年(54歳) 『黒魔女コンテスト』(Which Witch?)を出版する。

     1987年(62歳) 『アレックスとゆうれいたち』(原題「ハイラムの幽霊たち」The Haunting of Hiram)を出版する。

     1994年(69歳) 『ガンプ―魔法の島への扉』(The Secret of Platform 13)を出版する。

     1996年(71歳) 『幽霊派遣会社』(Dial a Ghost)を出版する。

     2000年(75歳) 『クラーケンの島』(Island of the Aunts)を出版する。

     2001年(76歳) 『夢の彼方への旅』(Journey to the River Sea)を出版してスマーティーズ賞金賞を受賞。二十世紀初頭にイギリスから
     アマゾン川流域へ移住した少女を主人公に、文明の対立と融合を描く。

     2004年(79歳) 『The Star of Kazan』を出版してスマーティーズ賞銀賞を受賞。十九世紀末のウィーンを舞台にした波乱万丈の物語。

     2010年10月20日 ニューキャッスルの自宅で死去、享年85歳。

     2011年 『おいでフレック、ぼくのところに』(One Dog and his Boy)が出版される。
     イギリス映画「ナイトメア・オブ・ロンドン」(ヤン・サミュエル監督、原作『リックとさまよえる幽霊たち』)が公開される。

     2014年 未完の作品を長男トビーが完成した『ほんとうに怖くなれる幽霊の学校』(Mountwood School for Ghosts)が出版される。

     児童書13冊、小説7冊。幽霊や魔法使いが登場するファンタジーで子どもから大人まで幅広い人気を集めている。
     幽霊や怪物の出てくるちょっとこわくてユーモラスな物語を書くのが好きなんだそうです。

     参考図書:『ガンプ―魔法の島への扉』三辺律子 訳 偕成社
          『アレックスとゆうれいたち』野沢佳織 訳 徳間書店
          『幽霊派遣会社』三辺律子 訳 偕成社
邦訳作品リスト


『ガンプ―魔法の島への扉』三辺律子 訳 堀内亜紀 装画 偕成社 2004年11月 九年に一度、九日間だけ開くガンプの扉をぬけ、ロンドンの街にやってきた四人の救出者たち。年老いた魔法使い、ひとつ目の巨人、植物をつかさどる妖精に小さなハグの女の子。彼らの使命は、赤んぼうのときにつれさられた≪島≫の王子を救いだすことだった。(カバーより)

ガンプとは特別な塚の中にある別世界へ通じる秘密の扉の名前で、イギリスに隠されている扉は、ロンドンのキングスクロス駅の使われなくなった十三番線ホームの下にある紳士用お手洗いの壁の後ろにあった。秘密の扉をくぐって、別世界へ通じるトンネルを通り抜けると、秘密の入り江に停泊してい船で美しい≪島≫(別名アヴァロン、セントマーティンズ島、霧がくれの島)に渡ることができる。≪島≫には妖精や魔物、それにガンプを通って迷い込んだ人間たちが住んでいた。≪島≫を治める人間の王さまと女王さまに赤んぼうが生まれるが、ホームシックにかかった乳母たちはロンドンに王子を連れてきてしまい、大金持ちだが赤んぼうがいないトロットル夫人に王子を誘拐されてしまう。九年後、選ばれた三人と志願した一人の救出者たちは王子を見つけ出して、≪島≫に連れて帰ろうとするが……。
この本に登場する妖精や魔物たち:オグル(ひとつ目の巨人)、ハグ(おそろしい姿をした魔女の一族)、フェィ(農耕をつかさどる妖精)、キリフキほか多数。

『アレックスとゆうれいたち』野沢佳織 訳 高橋由為子 絵 徳間書店 1999年5月31日 スコットランドの岬にそびえるカーラ城の主は、十二歳の少年アレックス。ある日、お金がないので城を売りに出したところ、さいわい、アメリカ人の大金持ちホプグッド氏が買ってくれることになった。ただしひとつだけ条件があった……娘のヘレンがこわがるから、ぜったいにゆうれいがいてはこまるよ!さあ、たいへん。じつはお城には、四人と一ぴきのゆうれいが住みついていて、アレックスと大の仲よしだったのだ。なんとかゆうれいたちにひっこしをしてもらったアレックスは、お城をアメリカに運んで建て直す、というホプグッド氏の計画を見とどけに、海をわたった。そしてゆうれいたちも、お城の石といっしょに、こっそりアメリカにやって来た。アレックスとゆうれいたちは、ヘレンの身に起こったたいへんな事件にまきこまれることになり……?さまざまな種類のゆうれいたちが大かつやくする、ユーモラスで楽しい物語。(カバーより)
この本に登場する幽霊たち:たいこ腹のクローク(ヴァイキング)、ミス・スピンクス(家庭教師)、スタニスラウス<シラミじいや>(吸血鬼)、フロシー(ポルターガイスト)、シリル(地獄の番犬)、ハンドほか。

『おいでフレック、ぼくのところに』三辺律子 訳 偕成社 2013年9月

『クラーケンの島』三辺律子 訳 偕成社 2011年10月

『黒魔女コンテスト』三辺律子 訳 偕成社 2009年10月

『ほんとうに怖くなれる幽霊の学校』トビー・イボットソン 著 三辺律子 訳 偕成社 2016年10月

『幽霊派遣会社』三辺律子 訳 ひらいたかこ 装画 偕成社 2006年6月 魔女になるための夜間学校でしりあったミス・プリングルとミセス・マナリングは、幽霊が見えるという能力をいかして、幽霊派遣会社をつくることにした。家がなくてこまっている幽霊と 幽霊をひきとりたいという人間の仲介をするのだ。ふたりの事務所には、人のいいおだやかな幽霊の家族やもと貴族のいかにもおそろしげな幽霊の夫妻が、それぞれにふさわしいすみかを求めてたずねてきた。(カバーより)


『夢の彼方への旅』三辺律子 訳 偕成社 2008年6月

『リックとさまよえる幽霊たち』三辺律子 訳 偕成社 2012年8月

「はみだし者」The Misfit 17編『だれも寝てはならぬ』(Kids'Night In, 2003) ガース・ニクス、マーガレット・マーヒーほか 安次嶺佳子・内藤文子・西本かおる・橋本恵 訳 三木譲次 イラストレーション ダイヤモンド社 2006年1月19日

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