Peter Mayle

ピーター・メイル
     1939年6月14日 イギリスのロンドン郊外で外務省の下級公務員の息子として生まれる。

     の赴任先だった英領西インド諸島のバルバドスでハリスン・カレッジを卒業する。

     イギリスへ戻り、シェルに就職する。

     洒落やジョークなど言葉の世界に興味を覚え、夜間学校で勉強し直してアメリカヘ渡る。

     1960年(21歳) 広告の世界へ入ってコピーライターになる(15年間)。 
     ロンドン広告業界のデイヴィッド・オグルヴィの下でアドマンの修業を積む。

     大手広告代理店BBD&Oのクリエイティヴ・ディレクターにまで出世し、広告マンとしてロンドンとニューヨークの
     マディスン街の間を往復する多忙な生活を送る(〜1970年代半ば)が、「この世界で生きるためには欠かせない情熱の
     衰えを意識して」辞職する。

     1973年(34歳) 子供向けの性教育の絵本『ぼくどこからきたの?』(Where Did I Come From?)を出版、大成功をおさめる。

     1975年(36歳) 『なにがはじまるの?』(What's Happening to Me?)を出版する。
     会社を辞職し、イギリスのデヴォン州で執筆に専念する。
     漫画のストーリー童話、≪サンデー・タイムズ≫、≪ファイナンシャル・タイムズ≫、≪エスクァイア≫、≪GQ≫
     などの新聞雑誌のコラムなど、注文があれば手当たり次第に何でも書いて暮す。
     その間、三人目の妻ジェニーと共に、夏はニースで過ごし、旅行者として何度もプロヴァンスを訪れる内に、
     この土地がすっかり気に入り、いつかきっとこの土地に住もうと心に誓う。

     1977年(38歳) 『ピーター・メイルのマタニティー・パパ』(How to Be a Pregnant Father)を出版する。

     1986年(47歳)9月 18世紀に建てられた石造の農家を買い取り、プロヴァンスに移住する。この頃、小説の構想を抱く
     が、仕事にふさわしい住環境ではなかったので、契約を結んでいたロンドンの著作権代理人に筆の遅れを訴えると、
     「現に身の回りで起こっている事を書けばいいではないか」と言われ、知人友人のクリスマスプレゼントになればいい
     と言う気持ちで『南仏プロヴァンスの12か月』を書く。

     1987年(48歳) 雑誌≪GQ≫のマーティン・バイサーに許可を貰い、経費をふんだんに使った贅沢研究の調査を始め、
     ≪エスクァイア≫誌、≪GQ≫誌などに贅沢研究の記事が掲載される(〜4年間)。

     1989年(50歳) エッセイ集『南仏プロヴァンスの12か月』(A Year in Provence)を出版、イギリス紀行文学賞を受賞。

     1990年(51歳) 『南仏プロヴァンスの12か月』をパン・ブックスからペーパーバックにして出版すると
     世界的なベストセラーとなり、プロヴァンスを訪れる旅行者の多くのガイドブック代わりとなる。
     その人気に目をつけたイギリスBBC放送は、メイル朗読でカセットテープにして売り出す。

     1991年(52歳) 贅沢研究の記事をまとめたエッセイ集『贅沢の探求』(Expensive Habits)を出版する。
     エッセイ集『南仏プロヴァンスの木陰から』(原題「いつもプロヴァンス」Toujours Provence)を出版、世界的なベストセラーとなり、
     名エッセイストとしての地位を確立する。欧米諸国や日本にプロヴァンス・ブームを巻き起こす。

     1993年(54歳) 処女小説『ホテル・パスティス』(Hotel Pastis)を出版する。
     イギリスのTVシリーズ「南仏プロヴァンスの12か月」(デヴィッド・タッカー監督)が放映される。
      
     1994年(55歳)4月 メイル夫妻がプロヴァンス物エッセイ集キャンペーンのために来日する。

     1995年(56歳) 『愛犬ボーイの生活と意見』(A Dog's Life)を出版する。

     1996年(57歳) 長編小説『南仏のトリュフをめぐる大冒険』(Anything Considered)を出版する。

     1997年(58歳) 長編小説『セザンヌを探せ』(Chasing Cezanne)を出版する。

     1999年(60歳) エッセイ集『南仏プロヴァンスの昼下り』(Encore Provence)を出版する。

     2001年(62歳) エッセイ集『どうぞ、召しあがれ!―フランスの食祭りの』(French Lessons)を出版する。

     2002年(63歳) フランス文化への貢献に対してレジオン・ドヌール勲章のシュヴァリエを授章する。

     2004年(65歳) 長編小説『プロヴァンスの贈りもの』(A Good Year)を出版する。

     2006年(67歳) アメリカ・イギリス合作の映画「プロヴァンスの贈りもの」(リドリー・スコット監督)が公開される。

     最初の妻とのあいだに三人の息子二人目の妻とのあいだに二人の娘がいる。

     参考図書:『南仏プロヴァンスの12か月』池央耿 訳 河出書房新社
          『南仏プロヴァンスの木陰から』小梨直 訳 河出書房新社
          『贅沢の探求』小梨直 訳 河出書房新社
邦訳作品リスト


『南仏プロヴァンスの12か月』池央耿 訳 河出書房新社 1993年1月
『南仏プロヴァンスの12か月』池央耿 訳 レスリー・フォーブス 本文イラスト 渋川育由 カバー・中扉イラスト 河出書房新社 河出文庫 1996年4月4日 オリーヴが繁り、ラヴェンダーが薫る豊かな自然。多彩な料理とワインに恵まれた食文化。素朴で個性的な人々との交流。本当の生活、生きる歓びを求めてロンドンを引き払い、プロヴァンスに移り住んだ元広告マンが綴る珠玉のエッセイ。BBCがTVドラマ化し、NHKでも放送されて話題を呼んだ、世界的ベストセラー。1989年度イギリス紀行文学賞を受賞。(裏表紙より)

『南仏プロヴァンスの木陰から』小梨直 訳 河出書房新社 1993年12月
『南仏プロヴァンスの木陰から』小梨直 訳 ケヴィン・ハート 本文イラスト 渋川育由 カバーイラスト 河出書房新社 河出文庫 1996年5月2日 ベストセラー『南仏プロヴァンスの12か月』の続編。本当の豊かな生活を南仏に見いだした著者がふたたび綴った、美味なる"プロヴァンスの物語"。トリュフをめぐる秘話、愛犬ボーイとの出会い、グルメの美食学講義、シャトーヌフ・デュ・パープやパスティスの飲み方、知られざるアヴィニヨンの市場の豪華さ等々、どこから読んでもみな楽しい、傑作エッセイ集。(裏表紙より)

『南仏プロヴァンスの昼下り』池央耿 訳 河出書房新社 2000年11月
『南仏プロヴァンスの昼さがり』池央耿 訳 河出書房新社 河出文庫 2007年5月

『南仏プロヴァンスの風景』池央耿 訳 マーガレット・ロクストン 画 河出書房新社 1994年2月

『南仏プロヴァンス空の旅』梨直 訳 ジェイソン・ホークス 写真 河出書房新社 1995年3月

『南仏プロヴァンスの12か月―20周年オフィシャルアニバーサリーブック』景山正夫 撮影 後藤綺子 文 ソニー・マガジンズ 2012年12月

『どうぞ、召しあがれ!―フランスの食祭りの旅』池央耿 訳 河出書房新社 2002年7月

『贅沢の探求』小梨直 訳 河出書房新社 1994年2月
『贅沢の探求』小梨直 訳 グリン・ボイド・ハート 本文イラスト 渋川育由 カバーデザイン 河出書房新社 河出文庫 1996年6月4日 仕立て屋も靴屋も、トリュフ狩りの名人もシャンペン造りの名人も、みな生き生きと仕事をしていた!人生を楽しく、生きがいのあるものにする、ちょっとした贅沢な趣味についてのユニークな研究。大ベストセラー『南仏プロヴァンスの12か月』のピーター・メイルがみずから取材し、軽妙な筆致でつづった、楽しく読めて役にも立つ傑作エッセイ集。(裏表紙より)

『贅沢な仕事』近藤純夫 訳 扶桑社 1994年11月


『プロヴァンスの贈りもの』小梨直 訳 河出書房新社 2007年6月
『プロヴァンスの贈りもの』小梨直 訳 河出書房新社 河出文庫 2007年6月

『ホテル・パスティス』上下 池央耿 訳 河出書房新社 1994年7月
『ホテル・パスティス』上下 池央耿 訳 河出書房新社 河出文庫 1996年7月

『愛犬ボーイの生活と意見』池央耿 訳 河出書房新社 1995年9月
『愛犬ボーイの生活と意見』池央耿 訳 河出書房新社 河出文庫 1997年3月

『南仏のトリュフをめぐる大冒険』池央耿 訳 河出書房新社 1997年1月
『南仏のトリュフをめぐる大冒険』池央耿 訳 河出書房新社 河出文庫 1998年5月

『セザンヌを探せ』池央耿 訳 河出書房新社 1998年8月

『ぼくどこからきたの?』たにかわしゅんたろう 訳 アーサー・ロビンス え 河出書房新社 1974年
『ぼくどこからきたの?』谷川俊太郎 訳 アーサー・ロビンス え 河出書房新社 2002年12月(ハンディ版)

『あかんぼ大作戦』谷川俊太郎・たけむらみちこ 訳 アーサー・ロビンス イラストレーション 河出書房新社 1982年6月

『ドードーを知っていますか―わすれられた動物たち』ショーン・ライス 絵 ポール・ライスとピーター・メイリー 文 斉藤たける 訳 福武書店 1982年9月

『なにがはじまるの?―世界一はずかしい質問のいくつかに答える。』谷川俊太郎・たけむらみちこ 訳 アーサー・ロビンス イラストレーション 河出書房新社 1983年9月
『なにがはじまるの?―かわりはじめるからだの本。―世界一はずかしい質問のいくつかに答える。』谷川俊太郎・みむらみちこ 訳 河出書房新社 2004年7月(ハンディ版)

『ふたりのラブ・ブック』犬養智子 訳 アーサー・ロビンス 絵 産業図書 1983年12月

『ピーター・メイルのマタニティー・パパ―男のための妊娠・出産がわかる本』栩木泰 ほか共訳 学習研究社 1995年4月

映画・TV

題名プロヴァンスの贈りもの(A Good Year)
製作年2006年
監督リドリー・スコット
出演フレディ・ハイモア(少年時代のマックス)、アルバート・フィニー(ヘンリー・スキナー)、アビー・コーニッシュ(クリスティ・ロバーツ)、ラッセル・クロウ(マックス・スキナー)、アーチー・ポアンジャビ(ジェンマ)、トム・ホランダー(チャーリー)、ディディエ・ブルドン(フランシス・デュフロ)、イザベル・カンディエ(リュディヴィーヌ・デュフロ)、ケネス・クランハム(ナイジェル卿)、マリオン・コティヤール(ファニー・シュナル)、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(ナタリー・オーゼ)
コピー運命の休暇をあなたに――。最高の恋とワインを添えて。
粗筋アメリカ・イギリス合作の映画。豊饒なる土地から極上のワインが生まれるように、思いがけない休暇から、とびきりの恋が生まれた。イギリスのロンドンで超多忙な毎日を送るマックス。南フランスでレストランをきりもりするファニー。二人は、マックが亡くなったヘンリーおじさんの遺産を相続するためにプロヴァンスを訪れたことから、偶然にも出会うことになる。ヘンリーが愛したシャトーとぶどう園。少年時代のマックスは、毎年のヴァカンスをここで過ごしていたのだ。相続と売却の手続きをすぐに済ませ、ロンドンにとんぼ返りするつもりでいたマックス。ところがハプニングに見舞われ、この地で休暇を取ることに。滞在を重ねるうち楽しかった幼い日の記憶が次々とよみがえり、彼の心はゆれる。そして何よりも心みだされたのは、ファニーの存在だった。やがて手続きを終えたマックスに、ロンドンへ戻る日が来る。惹かれあいながらもマックスとファニーは、人生の価値観の違いから別々の路を歩みはじめようとするのだが、プロヴァンスでの幾つもの贈りものが、彼を変えようとしていた……。(チラシより)

題名南仏プロヴァンスの12か月 全12話(A Year in Provence)
演出デヴィッド・タッカー製作年1993年
出演ジョン・ソウ(ピーター・メイル)、リンゼイ・ダンカン(アニー・メイル)
備考イギリスのTVシリーズ

HOME